3Dデータを使いこなす術

まずはプリンターについて紹介します

3Dデータとプリンタ

プリントとデータ

あまり深く考えて使うことはないのですが、ごく普通の2Dの印刷をプリンタで行うにも元になるデータを用意しなければなりません。 なんにもない無から可愛らしいネコのイラストや戦国武将の厳しい姿をプリント出力することはできませんので、どこからか入手するか自分で2Dデータを作成して、それを元に印刷することになります。 3Dプリンダも同じで、3Dデータがなければフィギュアを出力させることも美少女や幼女のフィギュアを作成することはできません。 「こんなポーズのサメのフィギュアが欲しいな」「こんな表情のサメのポスターを部屋に飾りたいな」と希望しても、プリントするためのデータがなければ高価なプリンタが手元にあったとしても実行することはできないのです。 つまり最近話題の3Dプリンタを使いこなすには3Dデータがいる、これがなければ使い道のないマシーンだということです。 高いけどなんでも作れると思っている人もいるようですが、データがなければ意味のない機械なのです。

万能の3Dプリンタ

3Dデータがなければ使い道のない3Dプリンタですが、そのかわり適切なデータがあれば恐ろしく有能なマシーンになります。 データを元に立体物の造形をオートでやってくれるので、タンスの上に飾るオブジェや引き出しの中にしまっておく置物でも簡単にいくつも製造することができます。 デジカメで撮影した写真も画像データがあれば用紙とインクが尽きるまで複写ができるように、3Dデータさえあれば同じオブジェを複数出力することができるので、部屋中の床の上にビルのオブジェを並べて室内を大都会っぽくしたい人なんかにはとっても魅力的な機械ではないでしょうか。 さすがに実物大のビルを出力できるサイズの3Dプリンタはまだ市販されてないでしょうが、10センチや20センチならほぼ対応しています。 1センチのビルだとぱっと見てなんなのかよくわかりませんが、10センチもあれば「あ、これビルだね。細部まで作りこまれているから縮小されてるけど一目で認識できたよ」と誰にでも理解できるでしょう。

2Dデータと3Dデータ

そんな素晴らしい3Dプリンタですので、造形の元になる3Dデータもさぞかし複雑で難解で素敵なものなのだろうと期待と不安を感じてしまいます。 3Dプリンタを操作したことがない人だとほとんどの方はそのデータに触れたり目撃したこともないでしょう。 2Dデータならいくらでもあるでしょうし、デジカメや携帯電話のカメラ機能で撮影した写真もこれに含まれるので、頻繁に目撃したり生産しているはずです。 趣味で触れる機会も多いので2次元のデータ、画像なら簡単な加工をした経験を持つ人も少なくはないはずです。 自分で撮影した写メを見栄えがいいようにいじったり、ふっくらした部分を隠したり細く錯覚させるような高等技術で修正したこともあるでしょう。 2Dデータと聞くと難しそうな印象を受けますが要は画像データですので、かなり身近で親しみやすい存在になっています。 ところが3Dデータの方は現在のところ、まだまだなじみのない人の方が多勢を占めていますがこれからどうなるのか楽しみです。

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